春告げ抹茶ホイップ

加点法と減点法の軸と鉄道写真

以下のブログ記事を読んで面白かった。 減点方式かどうかの度合いとしてアンナ・カレーニナ度というものを提案している。

この整理の軸で物事を眺めたりするのは、普段とは違う視点で物事を見られて面白そうだ。


私がこれまで知ってきたものの中で一番アンナ・カレーニナ度について意外だったのは、撮り鉄の人たちの写真である。

撮り鉄をやっている人が知り合いにいて その人から話を聞いたのですが、彼らの撮る鉄道の写真は完全に減点方式らしい。 彼曰く、撮り鉄の撮る写真というのは「良い構図」「良い要素」というのが完全に決まっていて、その完全に決まった良いものをビシッと撮る完璧さを競う競技性のある代物なのだそうです。 この構図この角度でこの向きで電車が入ってくると良い、とかそういうのが決まっていて、それを撮りにいく競技なのだとか。

そうやって聞くと、鉄道を好きな人たちは時刻通りにやってくる鉄道の時刻表が好きだったりとか、なんかそういう人工的に完璧に作られたものを好きになりそうな傾向がありそうという偏見があるのですごい納得感があった一方で、全然想像していたものと違って驚いた覚えがある。

その話を聞く以前は他の写真を撮るという行為から類推して、電車の写真を撮るといった場合に如何に電車が美しく見えるかを自分で考えていろいろ試行錯誤していろんな構図を試しながらいろんなライティング条件とか場所とかも試しながら写真を撮っていくものだと思っていた。 写真が表現の一種でありどのような構図でどのように街並みなどを切り取るのかに自由度があって、その自由度の中の選び方がその人の表現の発露であるという感覚があり、その構図を自分で試行錯誤する余地がないなどという世界があるとは思わなかった。 良いとされる構図が決まっていてそれを満たしにいくというものだと聞いてそんな写真の撮り方があるのかと驚いた覚えがある。


写真というと、創造性が高いアンナ・カレーニナ度が低い絵画とかと似たジャンルに思えたのだが、コミュニティが違ったり目的が違うとアンナ・カレーニナ度の全然違う扱われ方をする場合があるのだなあと感心した覚えがあり、せっかくなのでその感心をしたことを共有しておこうかなと思いこの記事を書きました。

ちなみ、上記の鉄道写真は原点法であるという理屈はその友人一人に聞いた話でしかないので、鉄道写真を撮っている人たち一般に通じる話なのか、その人がそう考えているということなのかは定かではない。 まあ実際のところどうなのかはわからないけど、説得力はあり面白みのある話ではあるということで。 事実と違ったらごめんなさい。

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