自分の政治や歴史や思想との付き合い方を変えたい話
以前の記事[1]で書いたが、韓国の人々の政治に対する関心についてすごいらしいなあと書いた。 そして、上記記事で私が全く政治や歴史や思想を知らなさすぎるということについても書いた。 その点について掘り下げて反省し、今後はもう少し興味を持っていきたいという話を書く。
学生時代の話
中学生の社会科の内容は一応真面目に学んだはずだがほとんど抜け落ちている。
そして、高校では残念ながら世界史をちゃんと学べなかった。 世界史は A と B があり、A が薄く古代から現代までを学び、B ではより深く古代から現代までをじっくり学ぶという違いがあったのだと記憶している。
そして理系であっても、世界史 A は必修だから全員が学ぶ必要があり、そのためちゃんと現代までの歴史を学べるはずではある。 しかし、私の通っていた高校では文系に進んだ人に世界史 A を学んだ後に B を教えるのは無駄だし、理系に進む奴らは地理か政経を使って入試に挑むのだから、理系の人間が世界史 A として現代まで学ぶのは受験には必要ない、という判断がなされていた。 その結果として理系に進学した私は世界史 A という名前の授業で世界史 A を受けているという体を取りながら、世界史 B の教科書を使って世界史 B の前半だけを学んだ。 引き続き文系の人は 2 年目に世界史 B の後半を学んでいくことができるのだが、理系を選択してしまうと、世界史 B の前半しか学べない。 世界史 A を学べていれば現代まで薄く学べたはずであるが、私の通っていた自称進学校のやべー高校はそんな無法なカリキュラムを採用していたため、私は高校の必修のはずの世界史 A ではなく、世界史 A を学んでいるという体で世界史 B の前半だけを学ぶことになった。 結果として、近現代のあたりの歴史は何も学べなかったことになる。
そんなわけで高校で歴史をちゃんと学べなかったというのは、1 つ歴史に疎い原因の一つではあるとはいえる。
とはいえ、学校で学ばなかったのは言い訳にはならないし、仮に学んでいても何も覚えていない自信がある。 実際に学んだはずの世界史 B の前半についても、実のところ全然何も覚えていない。。。
私が中高生だったころは、科学の未来が来ると信じて疑わなかった。 21 世紀がやって来て小学校に上がり、科学図鑑とか学研の科学で育った私は科学的なことで物事がすべて決まると思っていた。 様々な思想や政治が重要であることに気づいていなかったのである。 実際には世界では戦争もいろいろあったわけだが、日本やヨーロッパが戦場に再びなることなどないだろうという気配もあった。
コロナやウクライナがロシアに侵攻したりと世界情勢がぐちゃぐちゃになる前であり、21 世紀はもはや科学の世紀でありすべての国が手を取り合って正しいことをやっていくのだろうと何となく考えていた。 今となってはずいぶんバカな考えだったなあと思うのだが、まあ小中学生の頃に歴史や政治に興味を持てなかったのはそんな考えがあってのことである。 良くも悪くも科学バカである。
結局、その後も大学に入ってからは専門分野のコンピュータサイエンス以外はちゃんと学ぶこともなく、歴史や政治や思想などの分野とは縁がないまま生きてきてしまった。 専門分野以外あまりにも何も知らなさすぎる専門バカである。
しかしまあ、近年の国際情勢がごちゃごちゃしているのを見れば、自分は関係ないねなどと言っていられない。
読んでいきたい本
あまりにも何も知らなさすぎるので、まずは政治についてちゃんと入門から学んでみようと考えている。
とりあえず政治の周りについて、大学のシラバスなどで取り上げられている本や大学教員や研究者が推薦している本、そして大学の推薦図書などを AI に収集してきてもらって、その中から適当に読んでいきたい本を見繕った。 以下の本などをまずはそのうち読んでいきたいと考えている。
- 久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝『政治学〔補訂版〕』有斐閣
- 犬塚元・河野有理・森川輝一『政治学入門――歴史と思想から学ぶ』有斐閣
- 川出良枝・谷口将紀編『政治学第 2 版』東京大学出版会
- 砂原庸介・稗田健志・多湖淳『政治学の第一歩第 3 版』有斐閣
- 宇野重規『民主主義とは何か』講談社現代新書
- ロバート・A・ダール『デモクラシーとは何か』岩波書店
- 杉田敦『デモクラシーの論じ方――論争の政治』ちくま新書
- 福田歓一『近代民主主義とその展望』岩波新書
- 宇野重規『西洋政治思想史』有斐閣
- 福田歓一『近代の政治思想――その現実的・理論的諸前提』岩波新書
- 苅部直『日本思想史への道案内』NTT 出版
- 渡辺浩『日本政治思想史――十七~十九世紀』東京大学出版会
- 川崎修・杉田敦編『現代政治理論新版補訂版』有斐閣
- 田村哲樹・松元雅和・乙部延剛・山崎望『ここから始める政治理論』有斐閣
- 福田歓一『政治学史』東京大学出版会
- 佐々木毅『政治学の名著 30』ちくま新書