私の現時点での勉強する前の素朴な政治の理解
政治や歴史や思想についてこれから学んでいきたいということを以前書いた[1]。 で、現状はまだこれから勉強を始めるという段階だが、勉強を始めて政治とは何か民主主義とは何かを学び出す前に、学ぶ前の素朴な勘違いを含めて記録しておいても良いかなと思ったので、今現在の何も学んでいない私が政治についてどう考えているかというのを軽くメモしておく。
きっと学び始めてしまったら、学ぶ前の何もわかっていなかったころの気持ちがわからなくなってしまうと思うので。 何も学び始める前の遥か昔に中学時代に受けた社会科の授業がかすかに記憶にある、といった程度の人間が何も学んでいないと政治についてこの程度しか理解していないのだなあという記録となる。
民主主義についての理解
選挙において「自分の 1 票に何の意味があるのか」という問題が存在する。 自分が 1 票投じたところで何も変わらないのだから、投票に行く意味がないという意見である。 私は基本的に選挙には行っているのだが、この自分が投票しても意味ないじゃないかという考えに対してどのような考えを持って投票に行っているかをまずは書いておく。
まず、私は自分の 1 票を投じることで政治の世界が何か大きく変わらないものだとは思っている。 その上で、多くの人が投票する意味はあると思っている。 イメージとしては、投票で方向性を決めるというのは、方向性決定に対して平均化のフィルタリングをかけるようなものだと思っている。 それぞれが各々の思想でいろんな方向の向きを持った思想を持っていたとして、その矢印が異なる方向を向いていて引っ張られることで真ん中あたりに結果が止まるようなそういうイメージである。 変化が穏やかになる、けれども変化はできる、というバランスをとっているのだろうと感じている。
非常に多大なコストを払って選挙をやっているのに、効果が意思決定を緩やかにするだけというのは若干無駄な気はするのでなんかもっと別の効果もあるのかもしれないが。。。
特に近年の変化が激しい時代に緩やかにしか変化できないのは正しいのだろうか? とはいえ素早く変化することによる失敗はしにくい。
政治においては答えのない議論について議論していかなければならないと思う。 答えが出てこうすれば万事 OK というようなことは基本的にはない。 色々な意見を出して色々な方向の考え方を出してその中でバランスを取っていくというのが政治には必要なのだと思う。 予算は無限に存在するわけではない。 トレードオフで全部にはお金を十分にはかけられない中でどれに予算を割り振るか。
何も考えずに毎年同じに固定する、というわけにはいかないだろう。 何か少しずつでもその内訳を変えてやっていくことができるのは、いろんな議論でいろんな観点が出て、色々な思想で引っ張りあってバランスする位置が少しずつ動くからだと思う。
個人の出した観点や考え方がどうやって国会に登っていくのか、そこの間に挟まる政治家とはなんだ、とかは色々あるけれど、個人で選挙に行く意味はそのあたりに見出している。
このような考え方がそもそも現代的な政治の見方として合っているのかわからない。 標準的な政治の考え方というのをちゃんと学んでいないので何か変な思い違いをしている可能性は全然ある。
資本主義についての理解
資本主義について嫌いではないと前に書いた[2]けど、嫌いではないというのは経済が回ることの良さだけで、それはそれとして資本主義にもろくでもない部分は大量にあるという認識ではある。
純粋な資本主義では弱肉強食の色が強いというか、救うことが難しい存在が居そうに思う。 福祉とか補助とかそういうのが必要なのかもしれない。 水道などのインフラなども資本主義に完全に任せてうまくいくのか怪しいと感じる。 資本主義のもとで、各々の企業が利益を最大化しようとしたら、マネタイズのために多数派向けの商品・サービスを作ることになる。 少数派に取っては生きにくい社会が生まれるだろう。
資本主義が好きなのではなく経済が好きだったと書いた方が正確だったように思う。 経済が回ることは好きではある、がそれは資本主義である必要はないかもしれない。 ベーシックインカムとかの制度とかも気になりはする。
世の中で「資本主義が悪いね」という感想を覚えることは多々あれど、じゃあどうしていけば良いのかというのはよく分からないし、そもそも資本主義と社会主義みたいな対立で物事を捉えるのはものの見方が荒すぎないか?という感覚もあるが、じゃあどのように見るべきなのかはよくわかっていない。
自分が政治と言って思いつく範囲
上記の民主主義の選挙の話とか、資本主義がどういうものかとかは政治とかの話だとは思う。 これ以外に政治学とかの分野でどういうことが論点になっているのかを何も知らない。 私が政治と言ってパッと思い浮かべる範囲は上記のあたりだけである。
実際に政治について学び始めると、自分が思うより政治の扱う範囲が広いということがわかるかもしれない。 何が政治として議論する上で重要なポイントなのか、ということも今はわかっていないと思うので、今後学んでいくときにはそのあたりにも注意して学びたい。
とりあえず、今後の勉強では次の本を読んでいこうと思って Kindle で購入した。 少しずつ読んでいこうね。
久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝『政治学〔補訂版〕』有斐閣